赤ちゃんの頃から英語の絵本を読み始めていても、なかなか興味を持ってくれないということはありませんか?
赤ちゃんに限らずですが、子供って興味がないとすぐ離れていってしまいますよね。

絵本の中でも色がカラフルだったり、仕掛けがあったり、でこぼこしている絵本だと興味を持ってくれて、集中して見てくれることが多いです。
集中してくれたら英語の絵本も読むことができて、おうち英語が進められますよね。
ベストセラー作品には仕掛け絵本が多いですが、それ以外にも子供が触れる絵本を取り入れたら、子供が興味を持ってくれる英語絵本が増えて幅広く英語に触れることができますよ!
今回ご紹介する絵本は、私がネイティブの友人から頂いたものなんですが、でこぼこの装飾が付いていて、色がとてもカラフルな絵本です。
英語圏の人達の間では人気シリーズのようで、とても評判が良いそうなので、そのシリーズの中の私が子供に読んでいる一冊をご紹介していきます。
私が普段ご紹介している絵本よりも文章は多めの絵本にはなりますが、とっても良い絵本で赤ちゃんや幼児の子供が興味を示すこと間違いなし!なので、ぜひ詳細を見て頂けると嬉しいです!
『NEVER touch A shark!』(ネヴァ― タッチ ア シャーク)
著者:ロージー・グリーニング
挿絵: スチュアート・リンチ
初版発行: 2019年
出版社:メイクビリーヴアイディアズ社
サイズ:約18.5cm x 18.5cm x 2cm 表紙も分厚いので少し重ため。
ページ数:10ページ
値段:1,275円(税込)~
こちらの絵本はmake believe ideasという出版社が出している『Neverシリーズ』の一冊です。
Neverシリーズは『Never touch』や『Never follow』、『Never feed』などの色々な『~しないで』というお話があるシリーズもの。
その中でも『Never touch』はdinosaurやpandaなどたくさんの生き物のパターンが何冊もあります。
この『Never touch a shark』は2019年が初版発行で、Never touchシリーズの中でもとても新しい絵本です。
出版社Make believe ideasの絵本は日本語訳は出版されていませんし、アマゾンのレビューにもまだ日本語のレビューがないようなので、日本ではあまり知られていないかもしれません。
この絵本は、1ページずつ海の生き物が描かれていて、見開きで左側に文章、右側に生き物の絵とでこぼこの遊びが付いています。
内容は、各ページ大体同じで『この〇〇には触っちゃいけないよ。でもね、~の時は~して良いんだよ。』ととても可愛らしいストーリー。
スチュアート・リンチさんの絵はとてもカラフルで、生き物とでこぼこの部分はとても明るい蛍光色のような色を使っているので、生き物の絵が引き立って目を引きます。
この絵本の出版社が、子供達が楽しくなるような絵本を作ることをテーマとしていて、『Never』シリーズは特に色んな色を使って遊びがある絵本が揃っていますよ。
このブログでは著作権の問題で中身の写真が載せられませんが、Amazonで少し中が見られるようになっているので、見てみるとどれだけカラフルで可愛らしいか分かりますよ!中身の写真があるページ
『Never touch A shark!』のポイント
まずは何と言っても絵本のでこぼこ部分!これが出版社Make believe ideasの一番のポイント。
『Never touch a shark』では、海の生き物の身体の一部がゴムかシリコンででこぼこに作られています。
でこぼこ部分を触ることで絵本に興味を持って集中してくれますし、楽しく指の感覚を鍛えることができます。
でこぼこの部分はけっこう大きめに場所を取っていて、しっかりと凹凸があり、作りも丈夫なので、いくら触っても取れたりボロボロになったりすることもなく触りがいがありますよ。

さらに、でこぼこ部分の模様は、ちゃんとその生き物の体の模様(例えば、タコなら吸盤のような形)になっています。
形がバラバラなことによって生き物ごとに触り心地も変わりますし、その生き物がどんな体の模様をしているかも同時に学ぶことができちゃいます。
このでこぼこは表紙にも付けてくれているので、絵本を読み始める前から触って楽しめる作りなので、絵本を読むのをワクワクさせてくれますよね!
そして、上記でも書いたスチュアート・リンチさんのカラフルな挿絵もこの絵本の特徴。
蛍光色を使っていたり、生き物とは全く違う色を背景に使ったりとはっきりしたコントラストを作ることで、子供が触るでこぼこ部分を目立たせるようにしています。
メインの生き物の周りにも、他の海の生き物やストーリーに合わせた小物などがたくさんあり、1ページだけでとっても色鮮やかに描かれているので、一発で子供の目を引き付けてくれる優れモノ!
さらに絵がカラフルなだけではなく、文章も字体や色を変えて読むのを楽しくさせるよう工夫がされていて、この色使いはいかにも(良い意味で)海外の絵本らしい作りだなと感じます。
絵本の英語と読み聞かせ方法は?
英語は、ちょーっと長めです。
といっても2文章のみで、上記でも書いたように『You mush never touch ~』と『But if ~』の2パターンのお決まり言葉で作られています。
意味は全て『この〇〇には触っちゃいけないよ。でもね、~の時は~して良いんだよ/するんだよ。』に統一されているので、すごく難しい長文ということではないです。
英語は海の「生き物の名前」が学べるのはもちろんのこと、各ページでそれぞれ違う「動詞」や「名詞」(例えば「play」や「idea」など)が出てきて、少ないページ数の2文ずつの文章の中でたくさんの単語を学ぶことができますよ。
そして、その2文の文末が必ず韻を踏んでいて、読みやすく面白い文章構成になっています。
例えば、『in a snappy mood』(ご機嫌ナナメの時/イライラしている時)と『try his food』(彼の食べ物を試す)だと「mood」(ムード)と「food」(フード)の発音が似ていますよね。

また『fantastic』(素晴らしい)をサメのヒレ 「fin」にかけて、『fin-tastic』に変えたりしていて、ユーモアたっぷりの面白い文章になっています。
正直、字体は小文字だったり大文字だったり、フォントや色がバラバラなので、初めは少し読みにくいです。
でも慣れてくると、字体や色が変わっているところを強調して読むことができるので、リズムよく楽しく読めるようになりますよ!
そうしたら、初めの『You must never~』の文は注意や忠告しているように読んで、でこぼこも触らせないようにします。(never touchなのでね!)
そして、後半の文は明るい文章なので明るいトーンで読んであげて、でこぼこを触らせてあげるとストーリーに合わせてでこぼこも活用できて楽しさが増しますよ。
この絵本はCDは販売されていないのが残念ですが、Youtubeでネイティブの方が読んでくれている動画がいくつかあるので、ネイティブの英語を聞きたい、使いたいというママパパは、絵本を見せながら音声はYoutubeを使ってみると良いですね。
実際の娘の反応
この絵本は、娘が3ヶ月の頃から読み始めましたが、初めからカラフルな絵に釘付けになりました!

そして、6ヶ月を過ぎたくらいからは、でこぼこ部分を触りまくるようになりました。
でこぼこしているので爪でガリガリガリガリ触って、ボコッと出ているところを掴もうと頑張っていましたよ。(笑)
1歳を過ぎてからもガリガリ触りますが、掴もうとすることは減った気がします。
0歳の時と比べると、1歳になってからは落ち着いてきたので、0歳の時が一番気に入って楽しんでいた絵本だなと感じました。
やっぱり赤ちゃんのうちは触ることに興味津々なので、『Neverシリーズ』の絵本は、何でも触りたい時期にピッタリの絵本ですよ。
ただ、1歳を過ぎてくると力が強くなってきて何でも破ったり剥がしたくなって、うちの娘は背表紙部分を剥がしてしまったので、もう少ししたらページが1枚ずつ剥がれそうです。(^^;)
表紙が分厚いとこういうことが発生するので、何年も使える絵本ではないかもなという印象。
でも、1年以上は娘の楽しく遊びながら読んでいるので、かなり無駄なく使いこなせたなと満足ではあります!
どこで買える?
Amazon、楽天、Yahooショッピングで調べると、現在はAmazonと楽天にのみ在庫があるようですね。
是非お子さんの英語教育に取り入れてみてくださいね♪