子供が赤ちゃんの時は、必ずと言って良いほど『いないいないばあ』と言って遊びますよね。
そして赤ちゃんもほぼ必ず喜びますよね。(笑)
しかも穴が開いている仕掛けがあったら、指を使って遊んだりして、なおさら楽しく遊んでくれます。
その穴あき仕掛けがある絵本を使って、楽しくおうち英語に取り入れてみませんか?
この英語絵本紹介シリーズでは、海外経験10年の私が子供に読んだ英語絵本を1冊ずつ紹介しています。
今回も私の娘の反応がとても良くて、赤ちゃんが楽しく読める英語絵本をご紹介します。
この記事では絵本のあらすじや読み聞かせ方、実際の娘の反応をご紹介していくので、おうち英語で悩まれているママパパの参考になれば嬉しいです♪
『PEEKABOO!』(ピーカブー!)

著者:タロウ・ゴミ
初版発行:2013年
出版社:クロニクルブックス
サイズ:約15.2cm x 15.2cm x 0.6cm 小さめで薄くて軽いです。
ページ数:16ページ
値段:982円(税込)~ (※2021年4月現在)
みなさん、この絵本の著者を見てお気づきでしょうか?
そうです。五味太郎さんです!
日本人の作家さんが描かれた絵本なんですが、とても子供の反応が良かったので、ご紹介させてもらいました!
この絵本は、五味太郎さんの『やぁみなさん』を英語に翻訳した絵本のようです。

五味太郎さんは『きんぎょがにげた』などで有名な絵本作家さんですね。
著書は450冊以上あり、老若男女で人気のある作家さんなので、五味太郎さんの絵本を読んだことがあるママパパも多いと思います。

日本語版は表紙がピエロですが、英語版はカエルになっていますね。
さらにタイトルも直訳ではなく、『PEEKABOO』という言葉を使っています。
『PEEKABOO』は日本語で『いないいないばあ』という意味で、英語圏でもいないいないばあのジェスチャーをしながら『Peek-a-Boo!』と言って赤ちゃんを喜ばせます。
『いないいないばあ』という意味のタイトルに変わっているので、中身もそのような内容になっていると思いきや、内容は変わらずくまさんやロボットが1匹ずつ挨拶していくというお話。
5匹の動物に続き、ロボット、おはけ、人間の子供が絵本の中に出てきますよ。

タイトル通りのお話を期待している方だと、中身を見てガックリするかもしれませんが、これはこれで子供が楽しんでくれる絵本ですよ!
『PEEKABOO!』のポイント
この絵本の一番のポイントは、絵の目元部分がくり抜かれていて、穴あき仕掛け絵本になっているところ。
見開きの真ん中に生き物の絵が1つあって、その目元部分から目を覗かせてお面として使いながら、絵本を読むことができます。
ママパパの目を覗かせるのはもちろんのこと、子供の目を覗かせてもとても喜んでくれますよ。
またはその穴から指を出して、生き物の目玉が動いているようにも見せても面白いですね。
(赤ちゃんが穴に指を突っ込んで、目つぶしをしてもいいです。(笑))
仕掛け絵本は赤ちゃんの興味を引かせて絵本に集中することができますが、穴あき仕掛けだと穴からママパパの目が見えたりして、子供はもっと嬉しくなって絵本を楽しんでくれます。
穴がちょっと開いているだけで多種多様な遊び方ができるので、すぐに絵本に飽きることもないですし指で触って知育にもなって、かなり重宝できる絵本ですよ!
さらに、この絵本はボードブックでできているので、どれだけ穴あき仕掛けを触ったり、子供が絵本を振り回してもすぐ壊れることはなく安心です。

仕掛けがある絵本は、ボードブックだと本当に助かりますよね!うちの子はよく破るので、壊れにくいボードブックが嬉しいです!
このブログでは著作権の関係で絵本の中身が載せられませんが、YouTubeで読み聞かせ動画を観ると内容がつかめますよ。
絵本の英語と読み聞かせ方法は?
絵本に書かれている英語は、1ページにつき1文。見開きで2文あります。
内容は『I like to ~』(私は~することが好きです。)『I am ~』(私は~です。)の自己紹介文です。
通常の自己紹介は『I am ~(名前)』が最初に来ますが、この自己紹介文は海外でも日本の英語クラスでも、とても良く使う文の形です!
なので、何度も読んで慣れさせておくと、将来的に自己紹介を英語でする機会があった時にこの定型文を使うことができますよ!
絵本に載っている英語は、中学校で習う基本的な文法と単語ばかりで、比較的簡単に読めてしまいます。
単語によっては知らない単語もあるかもしれませんが、ネイティブが日常的に使う単語ばかりなので、覚えておいて損はないですよ。
例えば、『flies』という単語が出てきますが、これは動詞の『fly』ではなく名詞の『fly』の複数形で『ハエ』や『コバエ』という意味があるんですよ。

学校では習わない単語かもしれませんが、ネイティブはめちゃめちゃ使います!
特にオーストラリアの田舎はハエが多いんでね。。すごく使った単語です!
そして上記でも説明したように、穴あき仕掛けでお面のように使えるので、穴に目を通しながら話すと本当に生き物が話しているように見えて楽しく読み聞かせをすることができます。
またはタイトルが『いないいないばあ』という意味なので、ページを開いたら『Pee-Ka-Boo!』と言いながら穴から目を覗かせると、「いないいないばあ」をしているようで面白いですよね。
さらにこの絵本に慣れてきたら、『I am ~』の文を手で隠して、『I like to ~』を言ってから『Who am I?』とクイズを出すこともできます。
そして子供に『I am ~』と英語で答えさせると、英語のアウトプットの練習もできてしまいますよ!
この絵本にはCDがありませんが、文章がかなり短いのでCDがなくても大丈夫です!
知らない発音の単語があった場合は、その単語の発音だけネットで調べれば文章は読めてしまうので、とても読みやすい絵本ですよ。
もちろんYouTubeにもいくつか読み聞かせ動画があるので、一度ネイティブの発音を聞いてみても良いですね。
実際の娘の反応
実は、私の娘は五味太郎さんの絵本にあまり興味を示さないんですよ。。(;´Д`)
五味太郎さんの絵本は有名ですし、私が五味さんの絵やストーリーが好きで、何冊か0歳の時から読み聞かせしてみましたが、娘の目にはなかなか留まりませんでした…。
「じゃあ何でおすすめするの?」というところなんですが、、
この絵本ははじめ、五味さんの絵本とは知らず普通の英語の絵本だと思って図書館で借りたんですよ。
それで、絵本を借りてから五味さんの絵本だと分かり、また娘には合わないかなとちょっと心配しましたが、穴あき仕掛けが娘の興味を一気に引き付けてくれました!(笑)

元々「はらぺこあおむし」の穴あきが大好きだったので、こちらの絵本も大成功!ありがとう、穴あき仕掛け!(*ノωノ)
この穴あき仕掛けがあるおかげで、娘の五味太郎さん本への興味が引けたので、この絵本を読む時は必ず穴あき仕掛けを使って絵本を読んであげるようにしました。
そしたら、もう穴あき仕掛けが楽しくてしょうがないようで、絵本にずっと集中して楽しんでいましたね。
さらに、ページをめくるたびに『Pee-Ka-Boo!!』と思いっきり言うと、めちゃめちゃ笑って喜ぶので、これも毎回やっていましたよ。
『Pee-Ka-Boo!』と言うのは1歳を過ぎても喜びますが、やっぱり0歳の方が楽しんでくれるなぁという印象があります。
なので、0歳のうちは穴あき仕掛けや『Pee-Ka-Boo!』をふんだんに使って楽しませて、1歳以降は文章に集中すると良い絵本だなと思いますよ。
どこで買える?
英語版だからか、あまり在庫がないようで、取り扱いがあるのはAmazonと楽天のみです。
(※各本屋さんのウェブストアや店舗にはあるかもしれません。)
楽天は「メーカー取り寄せ」になっているので、確実に購入できるかは確かではありません。
金額もAmazonが最安値なので、Amazonでの購入をおすすめします。
是非お子さんの英語教育に取り入れてみてくださいね♪
参考文献
・EhonNavi 五味 太郎(ごみたろう)<https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=46>2021年4月27日アクセス