体の部位の英語名ってなかなか覚えられないですよね。
特に教科書なんかにお堅く載っちゃうとさらに覚えにくい…。
そんな経験のあるママパパなら、自分の子供には小さい時から自然と体の部位の名称を英語で覚えてもらいたいと思いませんか?
体の部位を全て覚えるには写真付きの図鑑が良いですが、赤ちゃんや幼児から始めるならいきなり図鑑ではなく、まずは簡単な英語絵本で少ない単語から取り入れる方が始めやすいですよ。
そこで今回は仕掛け絵本で楽しく体の部位を学べるベストセラー作品をご紹介していきます。
ECサイトではなかなか分からない、各英語絵本の内容の説明や、自分で読んだ場合の英語の難しさ、読み聞かせ方法、そして娘の反応がどうだったかをお伝えします。
ぜひ英語絵本選びの参考にしていただけると嬉しいです☆
『Where Is Baby's Belly Button?』(ウェア イズ ベイビーズ ベリー バトゥン?)

著者:カレン・カッツ
初版発行:2000年
出版社:リトルサイモン
サイズ:約18.6cm x 16.8cm x 0.9 cm(※ボードブックのサイズ) 小さくて薄めなので、片手で持てます。
ページ数:12ページ
値段:588円(税込)~ (楽天が最安値 ※2021年4月時点)
こちらの絵本はカレン・カッツさんの『Where is ~?』シリーズの一冊です。
『赤ちゃんの目はどこかな~?』『口はどこかな~?』と体の一部分を仕掛け絵本で楽しく探しながら、その体の部位の名称も覚えられるという内容の教育ができる絵本。
AmazonではChildren Game’s Bookカテゴリーの中で1位を取っているベストセラー作品です。
カレン・カッツさんの絵本は仕掛け絵本が多いことで有名なので、この絵本シリーズを知っているママパパも多いかもしれませんね。
カレン・カッツさんはアメリカ人絵本作家として活躍していますが、元々はデザイナーとして活動していました。
そして、グアテマラから現在の娘を養子に受け入れた後に、養子縁組についての絵本を描いたことがきっかけで絵本作家になったそうですよ。
その後、数々の絵本を作成し、いくつもの賞を獲得するほどの作家となっています。

人気作品がたくさんある理由が分かりますね。
教育できる絵本と言っても分厚い図鑑みたいなお堅い作りではなく、絵本の中では5箇所の体の部位を探して、最後に『赤ちゃんはどーこだ?』と可愛らしい内容で終了しています。
欲を言えば、もっと体の部位が載ってたらもっと単語が覚えられるのになと思ってしまいますが、赤ちゃんが始める絵本としては、これくらいの長さがベスト。
長すぎない絵本は赤ちゃんから取り入れやすいですよ。
このブログでは著作権の関係で中身の写真は載せられませんが、Amazonで絵本の一部が公開されているので、気になる方は覗いてみてください♪
『Where Is Baby's Belly Button?』のポイント
『Where is シリーズ』の絵本は全てそうですが、ただただ教育させるために覚えさせたい名前などを絵本に載せるのではなく、子供も一緒になって探して遊び感覚で学べるという仕組みが、ベストセラー作品になっている一番のポイントだと感じます。
この絵本だったら、体の部位を仕掛けで探させることによって、探す楽しさや見つけた時の満足感が子供の興味を引いて、少しずつ部位の名前を憶えていけそうですよね!

そして、さすが元グラフィックデザイナーだけあって、絵を見るだけでどこの部位を指しているのかが分かるのも、ありがたいポイントの一つです。
仕掛けをめくると、赤ちゃんがその身体の部位を指さしていたり、前に出して『この部位のことだよ~』と分かりやすく描いてくれています。
色使いもそこまでビビッドカラーを使って派手派手にしているデザインではないのに、優しい色でもコントラストをはっきりさせることによって、子供の目を引くカラフルで可愛らしいイラストになっています。
私がご紹介している絵本では、背景が白で注目してほしい絵を目立たせる絵本が多いですが、この絵本は全て柄入りの背景が描かれています。
その背景がまたハートや花柄だったり、ピンクと黄色の組み合わせだったりと海外の子供部屋にありそうな柄でとても可愛らしいんです。
この可愛らしい柄や色の組み合わせがまた、読み手を優しい気持ちにさせるのかもしれないですね。

ただ、、少し気になる点があって、仕掛け部分の紙が薄めで、粘着部分が少ないので力が強い子だとすぐに破るか取ってしまうかもしれません。💦
実際にAmazonのレビューを見ていても「仕掛け部分をすぐ破ってしまった」なんていうコメントもありますし、私の娘も他のカレン・カッツさんの仕掛け絵本を破ってしまいました。
『Where’s Spot?』の仕掛け絵本よりは仕掛け部分が大きいので、すぐ取れるということはありませんが、力が強い子だとちょっと注意が必要かもしれませんね。
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英語と読み聞かせ方法は?
まずはタイトルの中にある『button』。
これは日本語では『ボタン』なので英語でも『ボタン』と読んでしまいがちですが、正しくは『バトゥン』。
「バトン」の方が発音的には近いかもしれないですね。この『button』の発音は間違えやすいので、注意が必要です。
この絵本に書かれている英語は1ページに1文だけでとても短いのと、子供用にとっても簡単な英語を使っていて、かなりスラスラと読めてしまう英語です。
タイトルにもある『Where is』が基本的な質問文なので、全て『~はどこ?』と聞いて、仕掛けをめくると『~にあるよ。』と教えてくれる文章です。
『Where is』の質問系はかなり基本中の基本なので、みなさん中学校で勉強したのを覚えていると思います。(今の子は小学校で勉強してしまうのかな?)
質問する体の部位が複数形(『eyes』(目)や『hands』(手)など)だと『Where are』になりますが、これだけの違いなのでとても簡単ですよね。
また、質問している体の部位の単語も色を変えてくれているので、その部分をゆっくり強調して読んであげると、子供の耳にその単語の印象を付けやすくなりますよ。

そして、その質問している部位が洋服や物の仕掛けで隠れていて、仕掛けをめくると『Under ~ !』など『~(洋服や物の名前)の下だよ。』と前置詞と物の単語と両方出てくるので、一気に2つの単語が覚えられます。
前置詞は英語を勉強するのにけっこう難しい部分ではありますが、この絵本では『under』(下)と『behind』(後ろ)を学ぶことができますよ。
仕掛けがあることによって単語の意味が分かりやすいので、子供が小さい時から読んでいれば、自然と覚えてくれますね。
仕掛けをめくって体の部位が出てきたら、その部分を子供やママパパの体で指したり、実際に同じ物を使って見せてあげるとさらに覚えやすいので、動作を付けることが読み聞かせのポイントですよ。
この絵本はCD付きがないようなので、英語が苦手なママパパはYoutubeの読み聞かせ動画を使うとネイティブの発音が聞けます。
でも動画を観せるのではなくて、Youtubeから音だけもらって、絵本の仕掛けをお子さんと一緒に楽しんでくださいね♪
実際の娘の反応
私は元々この絵本がベストセラー作品だと知っていたので気になってはいたんですが、子供の絵があまり私の好みではなかったので、ずっと買っていなかったんです。(笑)
でもやっぱりベストセラーなので(他の記事でも同じことを言っていますが、ベストセラーに弱いです…)、1歳過ぎてから購入しました。
そして娘に読んでみたら、仕掛け絵本というのもあるのか初めから興味津々で最後まですぐ読んでしまいました。
内容も短いですし、英体の部位を指で指したりしてジェスチャーを入れて読むことができるので、子供が全く飽きることがないです。
イラストもグラフィックデザイナーならではのキレイな色使いで、上手く子供の興味を引いているんでしょうね。
この絵本を購入して2、3ヶ月は経ちますが、ほぼ2日に1回は読んでいてもまだ飽きていません。

まだ実際に物を使って絵本を読んだことはありませんが、指で体の部位を指すとちゃんと見て笑っているので、物を使うともっと楽しいかもしれませんね!
娘は言葉がまだ話せないので単語を覚えているか分かりませんが、『head』はYouTubeで『head shoulders knees and toes』を聞いて覚えて発音しているので、この絵本でも効果は期待しています。
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どこで買える?
カレン・カッツさんの絵本は有名な絵本が多いので、大手ECサイト(Amazon、楽天、Yahooショッピング)では取り扱いがありますよ。
現時点(※2021年4月現在)では楽天が一番最安値です。
(でもAmazonと1円差なので、ポイントなどを見て選ぶと良いですね!)
是非お子さんの英語教育に取り入れてみてくださいね♪
参考文献
・ENCYCLOpedia.com Katz, Karen 1947- <https://www.encyclopedia.com/people/literature-and-arts/american-art-biographies/karen-katz>2021年4月25日アクセス